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Webコンサルティング企業・「人生を通して成し遂げたいことは?」鳥谷部がサッカーの次に選択した世界とは

プロフィール

鳥谷部梢(とりやべ・こずえ)生年月日:1991年1月4日
出身地:青森県、ポジション:DF
サッカー歴:聖和学園⇒日体大FIELDS横浜⇒伊賀FCくノ一⇒ASエルフェン埼玉⇒熊本ルネサンスFC
現職:Webコンサルティング企業(プラスクラス・スポーツ・インキュベーション株式会社)
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現在の状況について

今はどんなお仕事をされているんですか?

Webコンサルティング企業に所属して、デジタルマーケティング支援をメイン業務としています。

現職のやりがいはどういったところですか?

現在はプロバスケットチームの新潟アルビレックスBBへマーケティング支援のため出向しています。デジタル活用を中心としたクラブの広報業務や試合・イベントの企画、運営などが主な業務です。考えた施策がすぐに実行に移せる環境なので、結果から改善までスピード感を持って進められています。
上手くいくこともあれば、思うような結果にならないこともあります。これまでクラブスタッフに任せていた施策実行を自身でも行うようになり、施策を体感できる点はすごく勉強になります。あとはサッカーをやってきたということもあって、集団でプロジェクトをやりきった際の達成感は何事にも代えがたいです。

どういった経緯でいまの仕事にたどり着いたんですか?

熊本のクラブに在籍していた時にサッカー以外の世界に興味を持ち始めました。その後、熊本のクラブを辞め東京に戻ってきたタイミングで知り合いのキャリア支援の会社で働いている知人に色々と相談し、就職活動をしてみようと思いました。以前から興味があったデジタル業界に絞り何社か採用試験を受けました。
その時点ではなんとなくデジタル業界で働きたいなぐらいの気持ちしかなく、「これがやりたい」、「どうなりたい」などの具体的な思いが自分の中にありませんでした。当然、面接時に企業側にその気持ちは伝わっていて不採用続きでした。もうなんのために働くのか、分からなくない状況でした(笑)。そんな思考の人材を企業側が欲しいとは思わないですよね。



その後どうされたんですか?
その状況も全て伝えたところ現職(株式会社プラスクラス)の代表を紹介いただきました。面接というよりは、ただ話す場をセッティングしてもらった感じです。正直に自分の思いを伝えたところ代表の平地は「プロ選手終えたあとにすぐやりたいことがある方が珍しい。まずはできることを増やしてやりたいことを見つけたらいいんじゃない」と言われました。そういう考え方もあるのかと視界が一気に開けた気がしました。平地もバスケットボール界でプロ経験もあり、アスリートの引退後が簡単ではないことを体感していたひとりでもありました。そんな平地が楽しそうに働いている姿を見て、私もそのように働けたらいいなと思い正式にプラスクラスで働きたい意思を伝え採用いただきました。

新たなビジネスの世界はどうでした??

はい。大変でした(笑)。入社後すぐにクライアント企業を担当し提案を行いましたが、敬語もうまく使えない、事前準備のやり方も分からない状態で。お客様と話していても期待に応えられていないなって感じることが多くあり、人と話すことが怖くなっていた時期もありました。

職場のみなさんとはどうでしたか?
仕事がうまく進まない時やそれ以外の時、いつどんな時でも代表や同僚は支えてくれました。思うようにうまく行かず、何度かぶつかることがあったのですが「できる方法を一緒に考えよう。ひとつひとつできることを増やしていこうよ」という言葉をかけてくれたり、時には終電間際まで話を聞いてくれたりと、どんな時でも私を引き上げてくれました。
また、「この経験はアスリートだった鳥谷部しかできないから、今の気持ちを忘れず後輩に伝えていけるといいね」と私の存在をいつも肯定してくれていました。こんな会社あまりないですよね(笑)。この会社に入りこんな素敵な仲間と出逢えてラッキーだと思いますし、私の価値観を大きく変えてくれた大切な大切な仲間たちです。

サッカーキャリアやサッカー感について

サッカーキャリアを教えていただけますか?

小学生の時に地元でサッカーを始めて中学生まで地元のチームで男の子と一緒にプレーしていました。もっと高いレベルを目指したいなと思い青森県から強豪だった宮城県の聖和学園に越境しました。日本体育大学へ進学し、その後なでしこリーグのチーム含め3チームに在籍しました。

引退を意識し始めたのはいつ頃からですか?

2021年9月からWEリーグ(プロリーグ)が始まりますが、私が在籍していたなでしこリーグはプロ選手になれるのはほんの一握でした。多くの選手はサッカーと仕事の両立ですが、そういうものだと最初から理解してました。
伊賀FCくノ一へ移籍した直後に膝を怪我してしまい、そこからなかなかコンディションが戻らない時期が続きました。その頃から何となく次の世界を考えていたのかもしれません。
具体的には熊本でプレーしていた頃に、今後の生き方について考えることが多くなりました。そしてサッカーを続ける理由が見つけられなかったので、そろそろかなぁと覚悟を決めた感じです。

何かきっかけがあったんですか?
熊本時代にお仕事させていただいた企業の社長の言葉が心に残っていて、今思うとそれがきっかけだったのかもしれません。「スポーツは不平等なことが多く頑張ってもどうにもならないこともある、ただビジネスはやればやるほど力がつくし、評価もされる」とお話されていて。一気にビジネスへの関心が高まりました。その時に強く、サッカー選手「鳥谷部」ではなく、一人の人間としての鳥谷部梢をどう形作っていくかを考えないとな、と意識が強くなったことを覚えています。

よりよいセカンドキャリア準備のために

サッカーで身につけたことはどういったことがありますか?

サッカーで当たり前のようにやってきた「どうやったら勝つためにチームが機能するだろう?」と考える習慣はすごく仕事でも活きています。小さい頃から勝つことだけを目標にやってきましたから。ただ、逆にビジネスの世界に出てから「もっとこうしていたらよかった」と感じる部分が多くありました。

それはどういうことですか?
サッカー選手の時は自分の考えが強すぎて、上手くいかなかったことが多かったように思います。他人目線が足りてないというか。自分がこれが正解だと思えばなかなか意見を変えることができませんでした。ビジネスの世界ではこのままではだめだとより痛感させられました。それが営業数字にはよく現れていましたね(笑)。
ビジネスに限らず、相手の立場に立って考える。そして相手の求めるもの、その期待値を超えていく。という部分をビジネスで最も鍛えられました。

仕事以外でも活きてきそうですね?
はい。私生活でも実感したことがあります。友達の結婚式の準備で何人かで連絡を取り合っているときになかなか円滑に話が進まなくて。どうやったら進むのかを考えて、スケジュールを提示してみたり、アンケートを取ってみたり。それぞれの置かれている状況も考えながら意見を出せるような問いかけをしたり。
その時に仲間からは「なんだか雰囲気が変わったね」と言われ。少しは変われたかな、と実感できたタイミングでした。これは個人的にとても嬉しかったことで、より自信に繋がりました。

現在サッカーを頑張っている方々へアドバイスをお願いします

サッカーはもちろんですが、サッカー以外の事で自分が何をやりたいのか?人生を通してどうしていきたいのか?を考える事が重要だと思います。
すぐになにか実行に移せたらもっといいですね。アスリートは1年1年が勝負の世界なので余裕はないと思いますが「こんなはずじゃなかった」とならないためにはそれをわかった上で行動の選択をすることが重要だと思います。
正直、私もまだやりたいことは明確になっていませんが、現在の仕事を通して見つけていければいいかなと今は思っています。
一人で行動に移すことが難しければ仲間に相談するでもいいと思いますし、最近はSNSで発信することで同じ考えの人や違った意見も聞けます。何かアクションを起こすことが大事で、何がしたいとか明確にならなくてもいいと思います。
引退後に次の世界への移行が上手くできている選手は活動の幅を広げているんですよね。サッカー以外のことに興味をもつと同時に、何のためにサッカーをやっているのかを考えられているというか。サッカーを手段として捉えられることができる人は強いと感じます。

これからの目標はありますか?

スポーツクラブで売上に繋がる成功事例を作っていきたいです。
先日もファン感謝祭があったのですが、緊急事態宣言が出てしまい、リアルでの実施が難しくなりました。その中でデジタルをどう活用できるのか?デジタルで実施する場合、どんな構成にするか?どのツールを使うか?投銭機能などを入れて収支計算もやったりしました。みなさんの協力もありそのイベントを成功させることができ、とても嬉しかったですし達成感もありました。
プラスクラス・スポーツ・インキュベーションのミッションでもある、【日本のスポーツ全会場を満員にする】を実現できるように、スポーツをしっかりとビジネスにできるように、ひとつずつ積み重ねていこうと思います。

【鳥谷部さんの現職のご紹介プラスクラス・スポーツ・インキュベーション株式会社

クリエイティブに強いスポーツマーケティング・スポーツDXアシストカンパニーのPSI。ウェブ・SNSを活用したマーケティング、解析まで一気通貫でスポーツチームやリーグ・協会に必要なマーケティングソリューションを提供します。詳細はこちら >