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アパレル代表:「スキルアップも信頼を得るのも”この力”があってこそ」13年間のプロ生活で身につけたものとは?

プロフィール

馬場 賢治(ばば けんじ) 1985年生まれ
出身地:神奈川、ポジション:FW・MF
サッカー歴:桐光学園高等学校⇒近畿大学⇒ヴィッセル神戸⇒湘南ベルマーレ⇒水戸ホーリーホック⇒カマタマーレ讃岐⇒大分トリニータ⇒FC岐阜⇒鹿児島ユナイテッドFC
現職:アパレル代表<MIND PLUS>
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現在の状況について

今はどんなお仕事をされているんですか?

アパレルブランドを立上げて代表をやっています。自身でブランドイメージを作り、それらを形にして販売を行います。代表というとまだまだおこがましいですが、デザイナーさんや商品を作るプロ、Webサイト構築のプロなど多くの方々に助けられながら運営を行なっています。優秀な方たちに恵まれ、立上げから運営までなんとかこぎつけることができました。現在はオンラインでの販売がメインですが、ポップアップストア出展の機会をいただけたり、本当に人に恵まれているなと実感しています。

どういった経緯でいまの仕事にたどり着いたんですか?

2020年シーズン終了後に引退しました。それまでは「引退したら何をしようかな」って少し考えていた程度で具体的には決めていませんでした。ありがたくも13年間Jリーグでプレーすることができ、これまでの所属チームなどからサッカー界に残るお話しをいただいていました。ですが自分の中では「サッカー以外の世界で頑張りたいな」とも考えていました。
最終的に鹿児島ユナイテッドFCで引退したのですが、自分がやりたいことをじっくり探したいなって気持ちもあり単身で来ていた鹿児島を離れ妻と子供がいる関西へ拠点を移しました。
その後、色んな方とお会いして相談しながらやってみたいことを絞っていく中で、昔から興味があったアパレルはどうかなって思い始めました。周りの先輩(引退後アパレル業をされている方)などに話を伺うと大変だよとは聞いていましたが笑。
サッカー仲間に紹介してもらったアスリート就業支援を行う日本営業大学の中田学長に相談したところ「興味があるものに携われるし、後悔するよりチャレンジしてみたら」という一押しを頂けました。そんなこともありアパレル業をスタートすることを決心しました。当初は引退後1年くらいじっくりと身の振り方を考えようかなと思っていましたが、夏頃には始める運びとなりました。

アパレル界への挑戦を決めて、まずどうされましたか?

周りの仲間にアパレルをやりたいって話をしていたのですが、運よく自宅の近くで服を作っている方をご紹介いただいて。その方の協力もありスムーズにブランドを立ち上げることができました。そういった繋がりからオーダースーツ企業の方を紹介いただいたりと本当にご縁に恵まれアパレル関連でも様々なことに取り組んでいけそうな状況です。

奥さんの反応はいかがでしたか?

昔から自分のやりたいことを応援して任せてくれる感じです。現役時も7つのクラブを渡り歩いてきました。ちょうど湘南ベルマーレに移籍した時に入籍したんですが、その後も移籍先に文句ひとつ言わずに付いてきてくれました。ずっと優しく見守ってくれています。
引退後に未経験のアパレル界に進もうとする自分に「何かできることがあれば言ってね」と声をかけてくれます。せかすことも無く、応援してくれる妻にはめちゃくちゃ感謝していますね。

サッカーキャリアやサッカー感について

サッカーキャリアを教えていただけますか?

小学1年生からサッカーを始めました。フジタ(現湘南ベルマーレ)のスクールで始めて中学2年生のタイミングでベルマーレの下部組織から地元中学のチームへ変更しました。

何かきっかけがあったんですか?
小学生の時に冬の高校選手権で桐光学園のプレーを観たんです。当時、中村俊輔さんなんかがいてすごい格好良かったんですよね。自分もあのチームで活躍したいなって。そんな思いもあり桐光学園に進学しました。
高校でも努力を続け、ある程度実績も残すことができプロがなんとなく見えてきたかなって感覚はありました。高校3年になった際に監督と面談してプロに進みたいと伝えました。その後湘南ベルマーレに練習参加するチャンスをいただき、なんとか1年契約を提示いただくことができました。念願のプロが目の前にありましたが、プロで長く続けていくにはもう少し自身のレベルアップが必要かなって考えていました。そんな思いもあり、監督とも相談をし大学進学を選択しました。
関東の強豪大学からもお話しをいただいていましたが、桐光学園から毎年近畿大学に進学していたこともあり、また評価も頂いていたので関西で頑張ろうと決意しました。大学では早いタイミングから試合にも出場できましたし自由にプレーさせてもらったっていうのも大きかったと思います。ユニバーシアード代表などにも選出いただいてJリーガーに繋がる有意義な4年間を過ごせたと思います。

大学卒業後にJクラブに入団されたんですね

大学卒業後ヴィッセル神戸に入団しました。そこから13年間で7チーム渡り歩きました。
何度も契約満了を経験しましたが、その度に新しいチームからオファーをいただき自分に自信をもってプレーを続けられてこれたかなって考えています。

もう少し現役を続けたいと考えませんでしたか?
現役続行のオファーもいただいていましたが、そろそろ次の世界にチャレンジしてみたいなって気持ちと家族との時間を増やしたいなって気持ちもあり引退を決めました。

よりよいセカンドキャリア準備のために

サッカーで身につけたことはありますか?

「コツコツ努力することの大切さ」を身につけてこれたかなって考えています。これは仕事に限らずどんな世界でも必要なことだと思います。

現職に活きている場面ってありますか?
はい。何ごとも一歩一歩だと思います。
先日ポップアップストアを出店した際の話ですが、ありがたいことに自分を現役時に応援してくれていた方が来店し購入してくれました。非常にありがたかったのですが、やっぱり世の中は自分の事を知らない方が大半なので多くの方に支持されるようなブランドにしていかないとなって改めて痛感しました。そこでまず自分がやれることは「毎日朝から閉店までお店に立ち続け、真摯にお客様に向き合うこと」だと決め実行しました。大繁盛とまではいきませんでしたが、来店されたお客様には丁寧に対応させていただき、購入いただく事もありました。

Jクラブともイベントを行うことがあるんですね?
過去に在籍した湘南や大分、水戸などのスタジアムで出店する機会をいただきました。実際に出店してみると応援してくれる方も多く、販売も好調に終わる事ができました。併せてトークショーなどにも参加することができて、クラブチームにも何かを還元できるような取組みも行っていければと考えています。
コツコツと自分ができる精一杯のことを行い、周りの方への感謝も忘れずひとつひとつ取組んでいければと思います。また、昔から自分を応援してくれていたサポーターの方たちも大切にしながら活躍することで恩返しができればと考えています。

将来のキャリアパスはありますか?

アパレル業にチャレンジする中で自分の苦手なところっていうのが分かってきました。改善の努力は継続してやっていきますが自分ではどうしても埋められないところは周りの方の協力を得て「いいものを作る」にこだわっていきたいと考えています。
あと、今はオンライン販売をメインとしていますがこの仕事を始めてからお店を持ちたいなって思うようになりました。服を売るだけではなく人が集まる場所、人が笑顔になれる場所を提供することができればみんなの人生が豊かになるかなって。多くの人を笑顔にする仕事ができれば嬉しいなって。
また、やっぱりサッカーが好きなのと感謝の気持ちもあり母校の近畿大学でサッカー指導を行っています。なんらかの形でサッカー界にも関わっていけたらなって思っています。サッカー界への恩返しをアパレルを通してやっていければ最高ですね。

現在サッカーを頑張っている方々へアドバイスをお願いします

感覚的ではありますが、最近では少しずつ現役選手のうちから引退後の意識が持てる選手が増えてきていると感じています。ですが、まだまだ多くの選手たちはサッカーだけに専念している状況だと思います。それも大切な事だと思いますが、現役中でも1日1時間でいいのでサッカー以外の何かの情報を得るとか、何かに取り組んでみるとかはやってもらいたいですね。些細なことでいいので。
次の世界を考えるタイミングってプロ選手だと契約満了、学生選手たちは高校3年生や大学4年生になることが多いと思うんですが、そこから急に何をするか決めるってなかなか難しいと思うんですよね。例えば最近はネットなんかでも引退した選手たちがセカンドキャリアについて(現在の仕事の情報など)発信していますのでそれを見るだけでもいいかなって。新たな気付きがサッカーに還元できるところもありますので、今を大切に日々トレーニングに励んでもらえればと思います。

【馬場さんの現職のご紹介アパレルブランド<マインドプラス>

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大切な家族や仲間と過ごす日々を、笑顔で溢れる最高に幸せな日々にするために、想いと熱量を持って全力で生きる。そんな漢のストーリーにMINDPLUSは寄り添い、共に歩んでいきます。
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