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現役サッカー選手・冨澤拓海はなぜ世界でチャレンジし続けるのか?

プロフィール

冨澤拓海(とみざわ たくみ)1996年生まれ
出身:千葉県、ポジション:GK
サッカー歴:法政大学第二高校→大成シティFC坂戸 – Onehunga Sports(ニュージーランド)– Three Kings United (ニュージーランド)– GOYO FC(モンゴル)– Anduud City FC(モンゴル)– Manchester62 FC(ジブラルタル)ーイトゥアーノFC横浜⇒Corrimal Rangers(オーストラリア)

現在の状況について

現役でサッカー選手をされているんですね?

はい。つい先日契約がきまりオーストラリアのCorrimal RangersでGKとしてプレーします。シーズンは3月からですが、先のヨーロッパ移籍を視野に入れ新たなチームで実績を残せればと思っています。

どういった経緯でオーストラリアのチームに所属が決まったんですか?

オーストラリアのエージェントと縁があり条件を伝えチームを探してもらいました。私のポジションはGKなんですが身長の問題もあり他の国でなかなか移籍が決まりませんでした。ですがヨーロッパでプレーしていた経験もあってか条件に見合ったチームがなんとか見つかりました。
国のトップリーグでプレーしたいって気持ちもありましたが、確実にプレーできるチームを確保したいって気持ちと、その先の再度のヨーロッパ移籍を視野にいれながらレベルアップのためにもプレーできたらなって考え契約しました。

サッカーキャリアやサッカー感について

サッカーキャリアを教えていただけますか?

幼稚園年長からサッカーを始め、小学2年生ごろにGKになりました。高校卒業後は大学に進学しましたが大学のサッカー部には所属せずに社会人の関東リーグでプレーしました。

―珍しい経歴ですね大学のサッカー部には所属されなかったんですか?
はい。実力が足りず通っていた法政大学のサッカー部には入部できませんでした。あとは高校生の頃から海外でプレーしたいと考えていたこともあり、いつでも海外へ行けるように社会人チームに所属しました。大学2年生にあがるタイミングでニュージーランドのチームに入団しました。
若いうちに様々な経験をしたいって気持ちがあり、高校卒業から大学入学までの間にニュージーランドへ1か月ほど留学をしました。英語を学ぶってこととサッカーチームを探すために。
GKなのでコミュニケーション力が必要ですから世界中で通用する英語をまずは身につけたい、あとはニュージーランドでステップアップ出来ればクラブワールドカップも狙えるかなって思いもあって。
リーグ期間は概ね6か月程度なので半年間NZでサッカーやって、半年間は日本に戻り学業に専念する生活を送っていました。

ーニュージーランドでのサッカーはいかがでしたか?
レベルが想像より高いと感じました。最初に所属したチームではコンスタントに試合に出場ができなかったということもあり、シーズン中に別チームに移籍しました。

―その後モンゴルでプレーされたんですね
はい。ヨーロッパでプロサッカー選手になりたいって気持ちがありました。ヨーロッパでのチーム探しも進めていましたが外国人GKの需要があまりない印象でした。他のエリアのチームも調べていると、モンゴルは外国籍のGKも多く、日本人にもチャンスがあることが分かってきました。ニュージーランドで1シーズンプレーした後にテスト経てモンゴルでプレーすることになりました。

―その後ヨーロッパにいかれたんですね。
はい。モンゴルではコンスタントに出場もできましたし、オールスターにも選ばれ充実したシーズンを送っていました。モンゴル内の強豪チームからオファーもあり注目はいただいていましたが、もっと高いレベルのリーグでやりたいって気持ちは常にありました。

ー次にヨーロッパのジブラルタルですね?
はい。住んでみたい国で様々な経験をしたいと考えた時に、サッカーというツールはかなり有用だと感じています。また、その頃から海外の指導者を日本に橋渡しをするってことも始めていたのですが、その需要もやっぱりヨーロッパが多いので拠点をヨーロッパにしたいって考えていました。

ーそれはどういうことですか?
考え方はいろいろあると思いますが、その国の言語が流暢に話せない状態でコミュニティに入っていっても相手にされにくいかなって感じています。共通言語となるサッカーを通して輪に入っていく。サッカーで認められれば一目置かれると言うか、相手もリスペクトしてくれてすぐに打ち解けることができます。

モンゴルで充実したシーズンを過ごせていましたが、ヨーロッパ主要国での新たなチームも並行して探していました。スペインやドイツを中心に探していたのですが見つからない日々が続く中、子供の頃たまたまテレビでジブラルタルって国があって、そこにサッカーリーグがある事を思い出しました。スペインに隣接していることもあり、まずは拠点をジブラルタルに移しその後の準備も出来ればって。サッカー協会に連絡してサッカーチームの連絡先を聞き複数チームに交渉をしたり、SNSを活用して直接コンタクトなどを行い、所属先が見つかりました。

ースペインに住まれてたんですね?
はい。地理的にはスペインのすぐ下なので、住まいはスペイン、所属チームはジブラルタルでした。充実したシーズンが過ごせそうだなって感じていたことろコロナ禍になり、シーズン途中でリーグが中断。EU圏外の選手はみんな帰国しました。

SNSツールは所属チームを探すことにおいて有用ですか?

はい。世界中でサッカーチームを探す方法って色々とあると思います。代理人に依頼したり、知人の紹介など。最近では自分で世界中にコンタクトがとれる可能性のあるSNSはかなり活用できると考えています。
その中でもFacebookは最もお互いどんな人間かわかるから最適だと思います。他のツールはカジュアルなコミュニケーションができますが「チームとの契約」まで進めるのは難しいと感じています。
あくまで連絡を取り合う手段のひとつなので、プレイヤーとして認められるか実力次第ってことは変わりませんが、チャンスやきっかけを少しでも広げる事はとっても重要ですよね。

帰国後どうされましたか?

2020年3月に帰国し、知り合いの紹介もあり神奈川県1部リーグのイトゥアーノFC横浜でプレーする機会をいただきました。選手兼コーチということで収入もありますし、指導者としての経験も積めたらと考えていたのでとてもよいオファーでした。ジブラルタル時代に指導者のヨーロッパライセンスを取ってますし、日本でも実績が積めたらなって。ポジション的にも経験値としても最も自信あるスキルがコーチングですから、想いや考えを言語化するってところは自信があります。

ーサッカー以外のビジネスもされていると伺いましたが。
はい。サッカー用品のオンラインショップをメインに株式会社SHORTERSという会社を経営しています。2018年からはマレーシアの「SJSGoalkeeping」というキーパーグローブの日本総代理店として事業を始めました。ジブラルタル時代にはオランダのアパレルでカッコいいなって思っていたブランドがあったんですが、SNSを使ってコンタクトし契約しました。他にもドイツのトレーニング用品の代理店としてJクラブさんともお取引があります。

―サッカー以外のビジネスをやった理由は何ですか?
サッカーで多くの収入を得られているわけではなかったのと、大学時代の友人が就職して収入を得ていく中、自分も何かしら生活を安定させる動きをしないとなって思い始めたのがきっかけです。他の世界での経験もしてみたいなって考えていましたし。現在も日本で正社員1名、業務委託で数名のスタッフと共に運営を行っています。

ーその行動力はどこからくるんですか?
昔は自分でも行動力があるって思っていました。好奇心ですかね。友人からも行動力・勇気があるねって言われます。ですが、今では人に恵まれてるなって心から思います。

ーそれはどういうことですか?
自分がやりたいって気持ちは発信しますが、他の人はそれに協力する必要はありませんよね。そんな中、今の環境が保てているのは周りの皆さんの協力で成り立ってるんだなって。例えば自分がチームに入りたいからテストを受けさせてくれって言っても相手が受け入れて動いてくれなかったら話は進みませんから。本当に感謝です。

一度引退を決意したことがあると伺いましたが

コロナの状況もあり一度帰国して、落ち着いたらまた海外でプレーしたいなと考えていました。イトゥアーノFC横浜でプレーしながらGK指導も行っていました。また、海外の指導者と日本の指導者の橋渡しのような企画も行っていて、先日もオンラインカンファレンスを主催したりと、日本国内でもネットワークが出来てきました。

―JクラブからGKコーチのお誘いがあったとか?
はい。そんな経験もあり、Jクラブを含む日本国内の複数チームからGKコーチの打診を頂きました。まだまだ現役でプレーする予定でいましたが生活もありますし、自分のサッカー選手としての収入の限界もなんとなく分かってきていました。Jクラブであれば様々な経験や収入面でも生活が安定すると思い、このタイミングで指導一本に絞ってもいいのかなって気持ちになりました。
現在24歳で選手としてもまだまだ成長できると信じていますが、指導者としての方がサッカー界により貢献できると考えていました。
かなり悩みましたが、現役選手としては区切りをつけ指導に専念しようかなって。決心し複数あるオファーの中から、あるクラブに決めてコーチとして契約交渉を進めていました。ですが正式契約に至らなくて。その頃には他チームは断っていましたので。であれば、また翌シーズン以降にその機会を掴めればいいと気持ちを切り替えて現役を続けることにしました。

よりよいセカンドキャリア準備のために

現在サッカーを頑張っている方々へアドバイスをお願いします

私自身、セカンドキャリアって考え方は持っていなくて、人生全体で考えるとサッカーはその一部だと思います。今やりたいのはサッカーっていうだけで、引退後にやりたいことや興味があるものに没頭すればいい。
同時に複数の事に取り組むのもいいと思います。サッカーに一生関わっていきたいということであれば、多くの選択肢を持つために何があればいいかを考え、早い段階から行動することが重要だと考えています。

イトゥアーノFC横浜

イトゥアーノFC横浜は横浜市北部にて真剣にJリーグを目指した「プロ育成型サッカークラブ」として誕生しました。

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