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「常勝軍団・鹿島を支え続けた青木剛」インソール店を経営しながらフットゴルフ日本代表を目指す!その原動力とは?

プロフィール

青木 剛(あおき たけし)1982年生まれ
出身地:群馬県、ポジション:MF・DF
サッカー歴:前橋育英⇒鹿島アントラーズ⇒サガン鳥栖⇒ロアッソ熊本⇒南葛SC
現職:経営者・フットゴルフ選手

現在の状況について

今はどんなお仕事をされているんですか?

鹿嶋市内で靴の中敷き・インソール専門店の「アシスタート」を運営しています。インソールをはじめスパイクやサンダルなども取り扱っています。また、昨年までサッカー選手として所属した南葛SCでフットゴルフ選手として活動しています。南葛SCとしては初のフットゴルファー契約選手となります。加えて、鹿嶋市内の老舗和菓子屋さんで和菓子職人になるため週2回ほどお世話になっています。
現在は3足のわらじですね。始めたタイミングは全て違いますが、どれが1番って優先順位は付けられません。それぞれ自分なりの思いもあり、全力で取り組んでいます。

現職までの経緯

ー インソール店「アシスタート」についてお聞かせください
ロアッソ熊本から南葛SCへ移籍した2019年に「ケガでお困りの方、足の症状にお困りの方を助けたい」という理念のもと立ち上げました。現役時代ケガに悩まされていましたが、インソールに出会い長年プロサッカー選手として活躍することが出来ました。実体験を伝えることでケガで泣く選手を可能な限り減らせたらと考えていますので、直接お客様へお話しできるよう心掛けています。

ー フットゴルフ選手となるきっかけがあったんですか?
サッカー選手を引退すると心に決め、同級生にその旨を伝えるため電話をしました。その際にフットゴルフに誘われたのが最初の出会いです。直感ですが、誘いを受けた時から絶対に面白い競技だと確信していました。プレー当日はそれを確認しに行った感じです。実際に初めてプレーして感じたのは「自分に向いてるな」でした。帰るころには「この世界で活躍したい」と心に沸き上がってきたのを覚えています。
以前からゴルフをする機会がありその世界観が好きでした。メンタルスポーツと言われるゴルフと、大好きなサッカーがミックスされていてること、また人としての成長にも繋がると感じ、すぐに虜になりました。現在では生きがいとなっています。サッカーは自分にとって天職でしたが、その感覚に近いものがありますね。技術を磨く、戦略を練ることが楽しいのはもちろん、人としての成長が求められるスポーツでもあるので非常に難しいですが、挑戦し続けたいって思っています。

ー 和菓子職人にチャレンジしたきっかけは?
サッカー選手として所属していた南葛SCには面白い取り組みとして「個人スポンサー」の制度がありました。その際に老舗和菓子屋の丸三老舗さんに協賛いただきました。鹿嶋市にありながら都内のデパートに出店したり、路面店も構えたりと精力的に事業を展開されています。それまで代表にお会いする機会が何度かあり、理念や現在のお店の状況、和菓子職人が少なくなっているなど色々と話を伺っていました。そんな中、このタイミングで和菓子職人をやってみないかとお声がけ頂きました。現役時にお世話になりましたし、自分の空いた時間から少しずつ経験を積んでいき、貢献できるのであれば恩返しに繋がるかなという考えもありチャレンジさせて頂いています。自分が作ったものが多くのお客様に喜んでもらえることを想像しながらひとつひとつ丁寧に取り組んでいます。

サッカーキャリアやサッカー感について

サッカーキャリアを教えていただけますか?

ー 引退を意識し始めたのはいつ頃ですか?
ロアッソ熊本在籍時の2018年頃です。なかなかチームとして結果が出ない中、自分も思うように体が動かなくなってきました。心も体も厳しい状態の中、引退を考えましたが、サッカー選手をしながらセカンドキャリアに移行するやり方も選択肢としてあることを知りました。そういったスタイルのサッカー仲間が身近にいたこともあり、いきなり大好きなサッカーをやめるのではなく、経験を活かしながら次のキャリアへ移行ができるんだと。
「自分の強みってなんだろう?」と考えた時に最初に頭に浮かんだのが「ケガの経験」でした。現役時にケガで悩んでいた自分を救ってくれたのがインソールです。そんなインソールの良さを多くの方に知ってもらいたいなって。また移籍先チームを探す中、Jリーグを目指すカテゴリーのチームでありながらサッカーも仕事も高みを目指す南葛SCと出会い移籍することが出来ました。そんな機会にも恵まれ現役選手としてプレーしながらアシスタートの開業に至りました。

ー 引退後、指導者への道は考えませんでしたか?
サッカーは自分がプレーするものって認識でした。指導といっても簡単ではないですし、別次元のスキルや責任が発生しますから。覚悟がもてるかって言うと、難しいなって。 指導者として打診もありましたし、いつかその道に進むかもしれません。ただ、今は目の前の3つの事に全力を注ぎたいと考えています。

ー 南葛SCでフットゴルフ選手として契約に至ったきっかけは?

南葛SCで引退を決意した時に継続してチームに関りたい気持ちを持っていました。長年プロサッカー選手として活躍することができ、その経験をなんらかの形でチームに還元できたらなって。チームとも様々な相談をする中、フットゴルフを真剣にやっていきたいと話をした際に、ちょうど南葛SCの高橋先生もフットゴルフのアンバサダー的な役割をされていました。そんなご縁もあり、フットゴルフ選手としての活動を通して南葛SCの今後の発展へ貢献したいと伝えました。チーム側からも興味を持っていただきフットゴルフ部門が誕生しました。

よりよいセカンドキャリア準備のために

サッカーで身につけたことはありますか?

これまでの経験を通して、どんな仕事も「人の役に立つ・人のためにやる」ものだと捉えています。若い頃は「サッカー選手としていかに活躍できるか?」だけを考え、自分のためにプレーしていました。ですが、結局、どんな仕事も最終的にはそこに行きつくなって。サッカーで言えば、感動してもらったり、元気を与えられたり。

ー そう思うきっかけがあったんですか?
自分のためではなく、人のためにプレーするんだって思いに至ったのは鹿島アントラーズで優勝を経験した時でした。本当に多くの方が自分の事のように喜んでくれました。目の前のサッカーを全力でやってきた中で、応援してくれてる方が沢山いて、とても喜んでくれて。その時とてもやりがいを感じましたね。サッカー選手でよかったなって。
様々な考え方がありますが、それぞれ個人の理念によるところが大きいと思います。世のため人のためではないですが、自分の存在を通して人の役に立つような仕事をし続けたいなって。自分のためだけに仕事しているよりは、誰かが喜んでくれると思うと頑張れるんですよね。

将来の夢はありますか?

今は三足のわらじを続けていきたいです。アシスタートでは根本的な思い「ケガで困っている方を少しでも多く支えたい」を継続していきたいです。フットゴルファーとして日本を代表する選手、世界レベルで活躍できる選手になりたいと考えています。競技自体が拡大中なのでオリンピック競技になる可能性もありますから。そして和菓子職人としては少しずつ自分の実力を上げてお客様はもちろん、お世話になっている丸三老舗の発展にも貢献出来たらと考えています、縁の下の力持ちのような存在になれたらなって。

現在サッカーを頑張っている方々へアドバイスをお願いします

はい。人との出会いやご縁は大事にしてもらたいですね。縁は必ずどこかで繋がりますから。昔は人と話すのが苦手なタイプだったのですが、鳥栖への移籍、単身赴任などをきっかけに新たに人と関係を構築していくことの面白さ、楽しさに気づけました。多くの方と話をするだけでもいい。そういった機会に触れる場面を増やして、感じたことなどを自分なりに咀嚼し、考えながら将来の選択に活かしていってもらえたらと思います。

【青木さんの現職のご紹介

Assistart(アシスタート)
足を本来の状態に。足から本来の身体に。
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青木剛 公式ホームページ
– FOOTGOLF DREAM – フットゴルフ ドリーム
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鹿島菓匠 丸三老舗
創業二百年、鹿島のお菓子のおもてなし
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