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EdTech企業:努力する力があればどんな世界でも活躍できる。瀧谷が積み上げてきた経験とは?

プロフィール

瀧谷 亮(たきや りょう)、1994年生まれ
出身地:神奈川県、ポジション:FW
サッカー歴:相洋高等学校⇒大阪学院大学⇒FC岐阜⇒カターレ富山⇒ラインメール青森FC(期限付き移籍)
現職:EdTech企業 / 営業
twitter blog stand.fm(音声配信)

現在の状況について

今はどんなお仕事をされているんですか?

日々の勉強を記録したり他ユーザーと共有して励まし合ったりすることが出来る学習管理アプリを提供するスタディプラス株式会社の大学広告事業部に所属しています。アプリ内の広告枠などを販売する営業になります。他にも大学の学生募集に関わることであれば幅広くお手伝いしています。お客様が当アプリへ情報掲載をする際にどういった情報を掲載すると魅力が伝わるか?受験生が多くなるか?などのマーケティング的な支援も行っています。

ー 幅広い業務をされていますね?
広告枠を販売するにしてもお客様と実際に接るすことで様々なご提案をする機会があります。コンテンツの相談を受けたりもしますし、動画制作のご提案だったり。

ー 現在はどちらで勤務されていますか?
福岡になります。以前は東京本社に勤務していましたが、その頃から九州エリアへ頻繁に出張していました。九州の実績をしっかり作っていきたいという会社の方針もあり、私1人ではありますが福岡転勤が決まりました。サッカー選手時代も移籍などを通して多くのエリアに住んでいたので拠点を移すことには全く抵抗がありませんでした。

ー 一人で九州を担当されているんですか?
もちろん本社からの応援などもありますが福岡所属は現在私のみです。九州全域が対象なのと中国エリアへ行くこともあり、非常に裁量をもって働くことが出来ています。

現職までの経緯

ー 引退して現在の企業に入社されたんですか?
2社目になります。1社目も教育に関わるサービスを展開する企業でした。その経験を活かし現企業に転職をしました。

ー 転職の際は違う業界も検討されたんですか?
そうですね。職種としては大きく変えようとは思っていませんでしたが、様々な業界での経験を積みたいなって思いもあり広告代理店なども検討していました。
幅広く検討していましたが、やはり自分の経験した業界で実力・実績を伸ばしたいという思いもあり選択しました。

ー その判断に至ったきっかけがあるんですか?
日頃から本を読むように努めていますが、ある日「転職の思考法」という本を読みました。当たり前なんですが「これまでの経験をその企業にも活かせることをしっかり示せれば評価される」とあり確かになって。同業界でなおかつ伸びそうな企業を自分なりにリサーチし現職にたどり着きました。

ー サッカー選手引退後、教育関連の営業職を選ばれた経緯は?
現役引退後にアスリート人材をメインとするエージェントに登録しました。対話やテストなどを通し、向いている業界や職種などを提案いただきました。その中のひとつに教育関連の営業職がありました。
元々、営業職には興味があり、引退後は違う世界でもサッカーと似たような構造がいいなと考えていました。FWだったこともあり得点を上げれば評価されるみたい世界がいいなって。

ー エージェント登録したきっかけはありますか?
ウェブ広告です。たしかSNSの広告だったと思います。広告って本当に人生の岐路に立たされた瞬間などに表示されたらめちゃめちゃ助かるなって思うんですよね。適切なタイミングでユーザーが広告に接触することができれば選択肢が広がる。人生を変えることが出来ると考えています。そんな経験もあり、現在広告の販売を行っているんだと思います。

サッカーキャリアを教えていただけますか?

小学生の頃からサッカーを始め、高校年代までは地元の神奈川県でプレーしました。高体連だったんですが、県でベスト8くらいのレベルでしたね。自分でもプロになるレベルに無いことは分かっていましたが、純粋に「まだサッカーを続けたい」と考えていました。縁もあり関西の強豪大学に進学できましたが、最初はそれこそDチームからのスタートでした。

ー そこからプロの座を掴み取ったんですね
はい。そんな状況を受け入れ、毎日コツコツと努力を続けました。レベルが高かったので毎日楽しく充実していました。どうしたら自分のストロングポイントを伸ばせるか、活かせるか?100人以上いる中からレギュラーを取れるか?日々考えながらトレーニングしていたことを覚えています。
学年が進むにつれ徐々に試合に出場できるようになっていきました。転機は大学4年生の時ですかね。卒業間近の冬に行われる大学選手権に出場し、そこで結果を残すことができました。そのプレーを評価いただき当時J2のFC岐阜からオファーを頂きました。

ー プロ生活はいかがでしたか?
やっぱり上には上がいるって感じです。もちろん通用するところもありますが、怪我もありコンディションを維持することも難しかったですね。その後、カターレ富山、ラインメール青森でプレーし引退しました。

©KATALLER TOYAMA



ー カテゴリーを下げながらもプレーを続ける選択肢はありましたか?
まだ現役を続けようかなと少し考えていたのでトライアウトなども受けましたが、その頃には「サッカーをやる意味って何なんだっけ?」って心の中で考えていましたね。もちろん好きだからサッカーするんですが、私の場合やっぱり観客がいる中で自分がいいプレーをすれば評価される、悪ければ叱咤激励される。そういった世界に身を置きたいなって思いが強くプロの世界から引退を決めました。

ー サッカー界へ進むことは考えませんでしたか?
一度、全く違う世界に飛び込みたいって気持ちがありました。サッカーを指導するにしても一般企業での社会人経験を通して、改めて良い指導ができるんじゃないかとも思っています。
現在は営業職をしているのでお客様の表情・しぐさから課題を引き出す、それに対し自分がどういった動きをすればいいか?など考え・言語化しお客様と共に課題をクリアしていきます。この経験にプラスしてサッカーの仕組みとや仕掛けみたいなものも重ねられればサッカー界でも活躍できるんじゃないかなって。

©KATALLER TOYAMA

よりよいセカンドキャリア準備のために

サッカーで身につけたことはありますか?

沢山ありますが、一番は努力する力ですね。人によって”努力”の基準が違うと思いますが自分は根気強く頑張れる方です。社会人になった今でも上司が商談してるのを録音して、朝の通勤時間に何度も聴き、実際に商談に活かすみたいなことを繰り返します。努力して損はありませんから。

サッカー以外でやっておいた方がいいことはありますか?

沢山あるとは思います。ですが、実際にサッカー選手のうちはサッカー以外のことに時間を取ることって難しいと思うんですよね。なので今はサッカーだけに注力するでもいいと思います。
サッカー界以外に進んでも上手くいかない事なんて沢山あると思います。立ち直る力や、集団で挽回する力なんかってやっぱりそういった経験をしてきたかで違ってくると思います。だからサッカーを全力でやり尽くすことで別の出来事にも転換できればどんな事にも活かせます。
強いて言えば、「今サッカーが出来ている環境がどういったことから成り立っているか?」くらいは知っておいた方がいいと思います。学生年代で言うと両親や指導者の方たちがどういったことをしてくれているのか?プロの場合はサポーターやスポンサー企業との関係など。感謝の気持ちも生まれますし、よりサッカーを頑張るモチベーションにも繋がると思いますから。

今後のキャリアプランはありますか?

数年は目の前の仕事を一つひとつ頑張っていきたいです。その先には広告マンとして様々なチャレンジをしていきたいと考えています。そのためにはやっぱり行動量も増やさないといけないし、マーケティング含めもっと勉強が必要です。

現在サッカーを頑張っている方々へアドバイスをお願いします

何事も挑戦してください。最後の最後までサッカー選手としてチャレンジし続けるでもいいと思います。未来は不確定なんで挑戦することに億劫になりがちですが、上手くいかなくたって悪いことは何もないんですよね。過程に過ぎませんから。何事も飛び出さないと分からない。自分の常識を超えるチャレンジをどんどんやっていって欲しいです。

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