物流企業:加藤大志「サッカーを通して身につけた自分の得意を知り、活かす術。それはビジネスの世界でも同じ」

プロフィール

加藤大志(かとうだいし)1983年生まれ
出身:埼玉県、ポジション:MF
サッカー歴:桐光学園⇒湘南ベルマーレ⇒京都サンガ⇒横浜FC
現在:物流企業(アーティクルキャリー株式会社トーコー)

現在の状況について

今はどんなお仕事をされているんですか?

物流企業で物流営業部統括部長として働いています。

どういった経緯でいまの仕事にたどり着いたんですか?

Jリーグで8年間プレーした後、怪我もあり引退を決意しました。その後、父が会社を経営していたのでそのまま入社した感じです。

他に選択肢はありましたか?

そうですね。他の選択肢も検討しないとって考えていました。というのも中途半端な気持ちで父の会社で働き始めて、他の社員さんに迷惑にならないかなと気になっていたので。

現職に向けて事前に準備したことはありますか?

いえ、これといって特別準備したことはありません。高卒でJリーグに入ったのですが、その頃から引退後は父の会社に入ると約束していたので。ただ中途半端にはやりたくなかったので次は仕事で頑張ろうと考えるよう努めました。

サッカーキャリアやサッカー感について

サッカーキャリアを教えていただけますか?

小学生の時に地元のサッカー少年団に入りました。そのまま地元の中学校でもサッカーをやっていたのですが、たまたま上手い選手が多くて。全国大会に出れたんですよね。そんなこともあり、より高いレベルでサッカーをやりたいなと考えていました。当時の強豪高校がわりと近くにあって、武南高校とか帝京高校とか。何校か練習参加しました。その何校かの一つの桐光学園がありました。少し家(埼玉)からは遠かったんですが選手のレベルの高さと、設備の良さなどみて一発でここだって思いましたね。片道電車で2時間かかりましたが(笑)。ちょうど私が中学生の頃に中村俊輔選手が選手権で準優勝したのもあって優秀な選手が集まったんだと思います。

なんとかレギュラーで出れてて、プロ希望をしていたんですがオファーはありませんでした。自分の中ではプロでもやれる自信があったので監督のつてもあり湘南ベルマーレの練習に参加することができました。運もありますがその時調子が良くって。プロ相手でも通用するプレーがありました。クラブ側も評価してくれて契約にいたりました。

その後はベルマーレで1年目から出場機会をもらえて、U-20日本代表、U-22日本代表にも選ばれました。3年間プレーした頃に京都サンガからオファーをいただいて、当時強かったこともあり、より高いレベルでプレーしたいなと思っていたので移籍を決めました。京都では試合にでることは出来ましたがレベルが高いのと、怪我もあって少しづつ出場機会が減っていったんですよね。で、4年間在籍したあと、やっぱり試合に出たい気持ちもあり横浜FCへ移籍しました。

得意なプレーは?

プロの中でも足が速い方だったのでとにかくサイドをドリブルで突破したり裏をとったりが得意でした。スタメンで起用されなくても、みんなが疲れてきた後半や、試合が均衡しているときなどに必ず出番をもらえていました。

引退を決意したのはいつですか?

横浜FCへ移籍して全試合ではないですが試合には出ていました。ですが足首のケガがひどく思うようなプレーが出来なくって。1年で契約解除となってしまいました。その後、トライアウトに参加したりカテゴリーを下げてチームを探そうと思いましたが、ケガは悪くなる一方だし、ここからトップレベルに戻すのは難しいと感じていたので少し早いなと思いながらも引退を決意しました。

いつ頃から引退を意識し始めましたか?その時の気持ちは?

プロで数年プレーしていましたが、自分の伸びしろや置かれている立場、序列というんですかね。ここから選手としては下降線をたどるんだろうな感じていました。家業を継げる環境にもあったのでカテゴリーを下げてでもギリギリまでサッカーをやるっていう選択肢もありましたが。ですが30代半ばで企業に入るより、20代のうちにビジネススキルを身につけることって重要なんじゃないかと思ったんですよね。結婚していたというのもありますが、そんな考えもありそろそろ切り替えの時かなと。

サッカーを通して身に着けられたと思うことはありますか?

自分しか出来ないことを見つけることは重要だと考えています。そしてそれをどう活かすか。中学生から始めたサッカーの世界で生き残るために自然と身につけられたと思います。

新たな取り組みについて

サッカー選手のセカンドキャリ支援もされているんですよね?

はい、そうなんです。サッカーはプロ化されているとはいえ、選手生命が短いですよね。私自身も引退後のキャリア構築には課題を感じていました。引退後サッカースクールのコーチに就く選手もいますが、給料がよくなかったり。それと同時に、現職の物流企業でもトラックドライバー不足という課題があるんです。Jリーグ引退後の選手に声をかけてはいたんですが、いきなりプロサッカー選手から企業のトラックドライバーって抵抗ありますよね。自分でも嫌ですもん(笑)。
そこで、サッカーの仕事を持ちながらトラックドライバーもやれるような仕組みが出来れば2つの課題をクリアできるのではと考えました。これまでの経験を存分に活かしたサッカースクールコーチと、新たな取り組みのトラックドライバーです。やっぱり小さいころから第一線でやってきたプロ選手にはプライドがある分、新たな取り組みだけだと続かないと思いますので。1日の半分はものになるまで頑張る、もう半分は好きなサッカーをっていうスタイルです。
こういう仕組みが広がれば元サッカー選手たちがサッカーにも関われるし、生活水準も保てるし。そういったロールモデルが出来てくれば引退後の心配をしないでサッカーに打込める環境が整備されてくると思うんですよね。サッカー界のレベルも上がってくるとも考えています。

よりよいセカンドキャリア準備のために

現在サッカーを頑張っている方々へアドバイスをお願いします

ますは自分のスペシャルを見つけてください。冷静に自分が他の人より秀でているかを、過信せずに知ること。そしてそれをどうやったら活かせるか。それがわかるようになってくればどの世界でも活躍できると思います。冷静に自己分析をして自信をもって様々なことにチャレンジしていってもらえればと思います。

【加藤さんの現職のご紹介アーティクルキャリー株式会社トーコー

アーティクルキャリー株式会社トーコー

『繋ぐ』を合言葉に、日本、世界で必要とされる、無くてはならない会社(存在)を目指します。

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